おおたけ脳神経・漢方内科クリニックの院長ブログ

鳥取市にある脳神経外科・脳神経内科・漢方内科の「おおたけ脳神経・漢方内科クリニック」院長ブログです。

みなさん、こんにちは。
今回は、あたらしく導入したスーパーライザーを紹介します。

スーパーライザーは、直線偏光近赤外線治療器といわれています。
直接偏光処理した光は傷を早く治す力があるといわれています。
近赤外線は体の中に一番深くまでとどく光です。
この二つの特徴を取り入れることによって、色々な治療に使用されています。

特にのどにある星状神経節近傍にスーパーライザーを照射することにより、
自律神経のバランスを整え、副交感神経が優位になることにより体の血流がよくなり、
かたこり、頭痛、めまい、冷え、不眠などに効果が期待できます。
導入してからまだ3週間程度ですが、手足の冷え、かたこり、帯状疱疹後神経痛などの
改善効果を認めています。

自律神経の影響が強いと思われる方には、漢方薬などと併用し、
よい効果が期待できるのでないかと考えています。

スーパーライザーチラシ


こんにちは。
今年になってから、片頭痛発症予防の新しい注射薬が発売されました。
エムガルティアジョビアイモビーグの3種類です。
いずれもCGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という血管拡張にかかわる因子の中和抗体で、片頭痛の回数減少と発作時の痛みの軽減が期待できます。
エムガルティの臨床試験成績では、平均で月の片頭痛の日数が8.6日から3.6日分減り片頭痛発作がゼロになった例も10%をこえています(アジョビ、アイモビーグも同等の効果が期待できます)。
当院で使用した実感としては、難治性の慢性頭痛の患者さんの多くが、半分以下に減っている印象です。
ただデメリットもあって、注射代が3割負担の場合1本12400円(別途再診料、注射処置料などがかかります)と高額で、これを月に1回程度の間隔で継続投与する必要があります。
一般的な内服の予防薬(ミグシス、インデラル、デパケン、トリプタノールなど)がきかない方にも効果がありますので、頭痛でお困りの方はご相談ください。

エムガルティなど



みなさん、こんにちは。今回はちょっと変わった名前のついた病気の症例です。

小学3年生の男の子。3年生になってから、人の顔が大きくみえたり小さくみえたりする。自宅でも学校でも同じようなことがおこり、30分から40分程度つづく。テレビでみた「不思議の国のアリス症候群」と同じ症状であったため、母親に相談して当院受診となりました。
頭痛の既往はありますが、発育に問題のない元気な男の子です。また、頭の中の病気を疑わせる神経症状なども認めませんでした。
これは、漢方医学的には有名なポロプシーといわれる症状で、不思議の国のアリス症候群とも呼ばれます。自分のからだやまわりの人や物が、大きくみえたり小さくみえたりゆがんでみえたりします。まるで童話でアリスが体験したような感覚がみられるため、このような病名がついています。
ポロプシーには苓桂朮甘湯という漢方薬が効果があるため、1日2回で処方しました。
2週間後に来院されましたが、漢方薬を飲み始めてから症状は一度もおこっていませんでした。1日1回に減らしてもう1か月分処方。その後も症状の再発は認めず治療は終了としました。
不思議の国のアリス症候群は成長とともに自然治癒しますが、苓桂朮甘湯がよくききます

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